• 製品の品質を守る最後の要!
    それが分析グループだ。

    矢野 友美
    TOMOMI YANO

    平成23年入社
    大分工場 分析グループ 分析職

  • 学生時代で学んだことは?

    学生時代は応用化学を専攻し、イオン液体の合成実験に毎日没頭していました。化学方程式で予測をたて、実験で検証し、レポートを作成する。朝、実験室に入って気がつくと夕方になっているくらい、一連の作業が楽しくて夢中になっていました。

    入社後の仕事内容は?

    多摩化学工業へは分析職志望で入社しました。様々な知識を吸収して、真に役立つ分析をしたいと思っていた私は、最初は何でもやってみる!という意識を持って仕事に取り組みました。

    3週間に及ぶ研修の後、分析グループに配属され、現像液や珪酸エステルなど、ほとんどの製品の出荷前最終分析を行いました。

    ここで不純物のチェックをし、合格したものだけが世に出る。逆に私たちがミスをすれば、お客様に迷惑をかけ会社の信用を失う。責任重大な部署に配属されたんだと、身が引き締まる思いでした。

  • 仕事のやりがいは?

    学生時代の研究と仕事の大きな違いは「緊張感がある」ことです。実際、世に出る製品の分析に携わる充実感はとても大きく、当社製品の最後の要となるこの仕事に責任を感じながら日々取り組んでいます。

    仕事のエピソードは?

    ある製品のサンプルが送られてくると、それに対して金属含有量測定、微粒子数測定、濃度測定など指定された測定を行います。私が担当している微粒子数測定は、顕微鏡をのぞき、プレパラートを少しずつ動かしながら黒い点(微粒子)をカウントします。

    アナログな方法に感じるかもしれませんが、このほうが確実で早いんです。何しろ、通常黒い点は10個程度で、それ以上見えた場合はむしろ大問題なんです。

    私は、この測定を1案件あたり30分かけて行いますが、先輩たちはわずか10分で完了させます。キャリアの違いを見せつけられ、悔しかったですが、「早く先輩達に追いつきたい!」と強く感じた瞬間でした。

  • 今後の目標は?

    ある日上司から「君はTOC濃度測定機の第一人者になれ」といわれました。この機械は、大分工場だけに初めて導入された測定機です。だから、先輩方にも詳しい人がおらず、日本語のマニュアルもありません。

    最初は戸惑いましたが、「こんなチャンスはなかなかない!」と挑戦することにしました。機械の原理を細かく調べ、わからないことは業者の方に直接聞き分析機器の立上げを完了しました。

    最近はICP-MS、アキュサイザー、原子吸口、イオンクロマトグラフィなど他の測定機器もマスターしたいと考えています。将来的には、これらの測定機器を自在に操りながら先輩達のような「検証実験」をやってみたいです。

    今後も勉強を続け、「第一人者」として会社に認められるのが目標です!

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