Voice
社員の声
#01 製造
現場をまとめる立場。
挑戦の毎日を楽しんでいます!
K.Sさん 掛川工場(グループ長補佐)
/2013年新卒入社
地元に根付いて働ける会社を一番に探していました。決め手はずばり、通勤距離の短さです。入社1年目から製造業務に携わってきました。
現在は、製造チームのグループ長補佐として、生産スケジュールの管理や原料の評価、現場の調整など、全体の流れを整える役割を担っています。お客様の納期や製品仕様に合わせて、どの製品を、どの順番で生産するかを見極め、現場が滞りなく動くよう調整する点が難しいです。その分、スケジュールを自ら組み立てていく面白さとやりがいがあります。計画通り、納品までたどり着いた時は達成感がありますね。
現場をまとめるポジションを任されてからは、チーム全体を見渡す視点が求められるようになり、自分自身の視野も広がりました。今後はマネジメント力を身につけ、若手の育成や教育の仕組みづくりにも挑戦したいです。経験が浅くても任せてもらえる風土があったからこそ、次は、そのチャンスをつくる側にまわりたいと思っています。
#02 分析
未経験からの挑戦。
「作業者認定」をクリアして一人前に!
A.Oさん 掛川工場/2021年新卒入社
未経験からの挑戦。
「作業者認定」を
クリアして一人前に!
A.Oさん 掛川工場/2021年新卒入社
会社を知ったきっかけは、ホームページでした。半導体に関わる製品がどんなところで使われ、どうやって作られているのか知りたい。そんな興味から入社を決めました。
入社後は、品質管理グループで分析表のチェックを担当しながら、化学の知識を身につけていきました。その後、分析グループへ異動してからは、分析項目や使用する装置が格段に増え、最初は覚えることで精一杯でした。そんな毎日を乗り越え、配属2年目に、会社が定める「作業者認定」を全分析業務でクリアし、先輩のサポートなしで業務を担当できるようになりました。やっと一人前になれた気がして、本当に嬉しかったことを覚えています。
分析の仕事は、その結果が製品の品質を左右するため、一つひとつの数値に細心の注意を払います。日々の作業には常に責任感と緊張感が伴います。だからこそ、およそ40種類の分析を1人で測定しきった時の達成感は最高ですね。
現在は新人の教育や勤務シフトの作成にも携わっています。早く一人前になれたのも、先輩たちの手厚い指導があったから。今度は私自身が新しく入ってきた方をサポートできるよう、学び続けていきたいです。
#03 研究開発
お客様と共に創る研究開発。
そこから「生きた技術」が
生まれる。
H.Oさん 研究開発センター(川崎事業所内)
/2018年新卒入社/工学専攻
企業選びの軸は技術営業ができるかどうか。自分自身が開発した製品や技術をもとに、さまざまなお客様と密接な関係構築ができるところを探していました。
当社の研究開発は、ラボで実験を繰り返すだけではありません。お客様のところに直接出向いて課題をヒアリングし、どうすれば性能を高められるかを考え、仮説を立て、実験で検証します。お客様との具体的なやり取りを通じてニーズをつかみ、最適な試作品や技術を提案する——いわゆる「技術営業」としての視点が求められます。また、数キロレベルのラボスケールから、数トンレベルの実機スケールまで、生産技術部門などと連携しながら幅広く携われるのも大きな魅力です。
学生時代の研究との違いは、「その成果が事業に貢献するか」が常に問われる点です。コストや納期を意識した対応は欠かせません。プレッシャーはありますが、研究を通してお客様の期待に応え、会社の業績につながる手応えが得られる点は企業の研究開発の面白さです。
新しい技術が実現したり、試作品が製品化されるまでに5〜10年かかることもあります。それだけに、成果が「かたち」になった瞬間の達成感は格別です。「0から1を生み出す難しさと楽しさ」こそが、最大のやりがい。海外出張もあり、新規事業立ち上げに関わるなど、日々、挑戦を続けています。
#04 生産技術
実験から量産へ。
研究結果を製品化できるのが面白い!
T.Nさん 生産技術センター(浜岡工場内)/2017年新卒入社/化学環境学専攻
実験から量産へ。
研究結果を製品化
できるのが面白い!
T.Nさん 生産技術センター(浜岡工場内)/2017年新卒入社/化学環境学専攻
就職活動では、時代とマッチしていて、社員の意見を柔軟に取り入れてもらえる化学メーカーを志望していました。入社したのは、これらの点に加えて、選考中に社員の皆さんの雰囲気の良さを感じられたことも大きかったです。
現在は、新製品の量産化に伴う生産設備の立ち上げや試作品の管理、製造ラインの保全や改修などを幅広く担当しています。もともとは研究開発グループに所属していましたが、実験室で開発したサンプルを、実際に大規模設備で量産化していく工程に魅力を感じ、生産技術部門へと進みました。研究成果を、現場で実際の製品として形にしていくところに、ものづくりの面白さと、大きなやりがいを感じています。
この仕事の魅力は、今ある製品の改良だけでなく、1からつくる開発フェーズにも関われる点です。以前、新製品の量産化に向けて実験を繰り返していた際、なかなか良好な結果が得られない時期がありました。それでも、粘り強く条件を見直し、メンバーと議論を重ねながら改良を重ねた結果、安定した品質が得られるようになりました。今では、そのアイデアが実験の条件決めのスタンダードとして採用されています。
#05 品質保証
何も起こさせないことが正解。
目立たないプロの仕事!
A.Yさん 本社/2008年新卒入社/
応用化学専攻
就職活動では分析や検査業務ができるかどうかを軸にしていて、実際に1年目から希望通り、製品の分析に携われました。分析機器の仕組みやデータの取り方ではわからないところもありましたが、丁寧に教えてもらい、ギャップを感じることは、ほぼなかったです。
現在は国際規格であるISOマネジメントシステムの運営や内部監査、顧客監査、供給者監査などの仕事に携わっています。たとえば、内部監査では、各部署の仕事の進め方や管理の様子を確認し、改善できるところを丁寧に見つけていきます。現場の担当者と話し合いながら、品質の安定に向けた仕組みづくりへとつなげていく大切な役割です。
また、顧客監査では、お客様に当社の製造や品質管理の状況を確認していただくための対応を行います。お客様への配布資料の準備、質疑応答など、当日まで一つひとつのやり取りに気を配ります。監査の印象や取り組みの姿勢が、そのまま会社への信頼につながるため、わかりやすく、丁寧な対応を心がけています。
品質保証の仕事は、「製品をいつでも安全に同じ品質でお客様に届ける」ようにすることが使命です。そのためには、決められた手順を正しく守り、細かな確認を積み重ねることが欠かせません。日々の業務は決して目立つものではありませんが、何事もなく1日を終えられたときに、静かな充実感があります。
#06 営業
「提案型」の営業スタイル。
現場とお客様をつないでいます!
K.Mさん 本社/2019年新卒入社/
応用化学科
「提案型」の営業スタイル。
現場とお客様を
つないでいます!
K.Mさん 本社/2019年新卒入社/
物質生命科学科
もともと人と話すことが好きな性格のため、学生時代に学んだ化学の知識との両方が活かせる仕事がしたいと思い、化学メーカーの営業職を希望して会社を選びました。
入社1年目は工場で製造現場のことをしっかり学び、現在は既存のお客様を中心に、製品の提案や納品管理を担当しています。心がけているのは、単にお客様の話を聞いてくるだけでなく、その中で出た課題を深く掘り下げながら、新しいニーズを見つけ出す「提案型」の営業スタイルです。営業という立場ですが、スペックや用途が明確でない段階から、新製品を作り上げていく案件に携わったこともあります。
その過程では、生産技術、製造、品質保証といった他部門との綿密な連携が欠かせません。部門間での調整の大変さや技術的な課題に直面することもありますが、それらを一つずつ乗り越えて提案が形になったとき、お客様から信頼を得られます。
今後は、ますます高まっていく半導体業界の需要や最新動向を捉えながら、技術への理解をより深め、業務に活かしていきたいですね。