• 成長機会に恵まれた風土。
  若手育成に力を入れていきたい。

  渡邉 晃明
  TERUAKI WATANABE

  平成20年入社
  浜岡工場 製造3課 課長補佐

• 学生時代で学んだことは？

  大学は理工学部の化学科出身で、有機合成による糖類の研究を行っていました。理系に進んだのは国語があまり好きでなく、その反面、理科が好きだったことが大きかったですね。

  就活では、化学メーカーへの就職を第一に考えていました。とはいえ、研究職には固執していませんでした。むしろ、本当に研究をやりたければ、大学院に進んでいたでしょうから。

  いろいろな会社を受けた中で、最初に内定をいただいたのが多摩化学工業でした。選考途中の会社もあり、内定承諾まで時間をいただきましたが、最後まで待っていただけましたし、説明から選考、その間の会社や関わった方の印象がずっと良いままだったこともあり、当社にお世話になることを決めました。

• 現在の仕事内容は？

  最初の約１年間は、本社の品質保証・環境部に配属され、ISOの運営に関わる書類作成等を担当していました。続いて、大分工場での製造研修を経て、四日市工場に異動。当社の主力製品であり、半導体製造に欠かせないTMAH現像液の製造を計2年ほど経験しました。

  その後、本社品質保証・環境部に戻り、4年間勤務した後、7年目にして浜岡工場にやってきました。大分や四日市時代には経験も浅かったため、一作業者として製造業務に当たっていましたが、浜岡に来てからは、製造現場全体の進捗やスタッフの管理を任されています。

  製品としては、「コロイダルシリカ」という半導体製造に必要な研磨剤材料を作っています。当社では、半導体用現像液に次ぐ主力製品でもあり、その責任も大きな仕事ですね。

• 仕事のやりがいは？

  3課のスタッフたちの成長を見られることです。約20名の様々なスタッフがいる中で、「あなたはこれを覚えてね！」「この知識をもっと増やしていこう」といった形で指導やサポートをしていくことで、期待通りに成長してくれると本当に嬉しいですね。

  また、それぞれのスキルや力量を見ながら、製造計画や工程、適正な人員配置を考えていくことも仕事の面白さの1つですね。印象に残っているのは、一昨年に担当した掛川工場の製造ラインの立ち上げです。

  私のミッションはグループリーダーとして、新製造ラインで製品を安定供給できる体制を作り上げていくことでした。当然すぐにはうまく行かずに、課題もたくさんでましたが、その課題をどう解決していくかを考え、対策を講じていく日々は、大変でしたが、充実していましたね。

• 仕事で心がけていることは？

  今は自分よりもスタッフのことを考えることが多くなってきました。その上で、1人１人となるべく毎日喋るようにして、それぞれの仕事への考え方や要望を理解しておくように努めています。

  スタッフ教育についても頭に知識を詰め込むような形ではなく、「現場でこういう事象が起きた時は、どうする？」と考えさせるような教育を心掛けています。できる限り、私の指示を待つのではなく、スタッフそれぞれが自分で考えて行動できるようなスキルと経験を養っていってほしいと思いますね。

• 今後の目標は？

  浜岡工場や掛川工場でこれから活躍していく方、私の立場を引き継ぎ、追い抜いていくような人間を育てていくことが目標です。

  私自身いろいろな土地に行くことができ、様々な仕事ができるため転勤は苦ではありませんが、地元で働きたいという方も多いと思います。私としては、静岡出身で最終的には地元で活躍したいという方を特に応援したいですね。「浜岡や掛川の未来の工場長を担いたい！」といった野心のある方とお会いできる日を楽しみに待っています。

  多摩化学工業の良いところは？

  私自身、32歳の時に今の3課のリーダー的な役割を任せていただきましたが、頑張っている人には若くても仕事や役職の面で様々なチャンスが与えられる風土がある会社だと思います。上司の方々も1人1人の働きぶりをしっかり見てくれている印象は強いですね。

• 未来の後輩へメッセージを！

  どんな仕事においても、初めは基礎を覚えることが大切だと思います。そのため、最初のうちは似たような作業の繰り返しに飽き飽きしてしまう場面もあることでしょう。「まずは我慢！」と言ったら、古臭いと思われるかもしれません。

  ただ、そこで目の前の仕事をいい加減にこなすか、自分自身で正確性やスピードなどの課題を設けて、意識的にこなしていくかで、後に大きな違いが出てくるはずです。
  そして是非、製造の仕事を一緒に頑張りましょう！

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